NZからのお便り!
ペンギン特集
オマルにはペンギンコロニーがあり比較的簡単に自然のペンギンを見ることができるようだ
ブルーペンギンは観覧席が作ってあり$10.00払うと海から帰ってくるペンギンの姿を確実に見ることができる

ここにも裏技があり、無料で見られるところがある
それは海に向かうペンギンを見に行くのである
朝は観覧席のある施設は閉鎖されているので自由に行き来して見ることができる
しかし問題点はある…それは日が昇る前の早朝であることであり真っ暗で寒いことだ
あきらめるのはまだ早い!!
でもここでは、もう1種類のペンギン”イエローアイドペンギン”も見られる。しかも無料で!
 
イエローも朝夕の2回見られるのだがブルーとは時間帯は違う
ブルーが5:00AMに対してイエローは6:30AM、明るくなってから海岸で見ることができる
夕方も無料で見ることはできるが、遠くの観測小屋からでしか見ることはできないため小さくしか確認できない…
私は翌朝に焦点を定めた!

早朝5時に目を覚ました私は、まずはブルーペンギンを見に出かけた。
真っ暗な道を進んだ。観客席だけ黄色の電灯に照らされて薄ぼんやり見えている。しかも私一人だけだ。
近くまで寄っていった…いない…
30分ぐらい粘ったその時、動く影を見つけた、2羽のブルーペンギンだ!
しかし彼らは草むらへ姿を消してしまった、くっそ〜
今度は海に面した岩のほうに動きが…3羽のペンギンだ!海に向かって歩いていくではないか…かわいい!
でもその後15分は姿を見せず撤退することにした。
一応、見れたので満足!
では本命のイエローに会いに行くとしよう〜
もう夜が明けて空は明るくなってきている、急いで海岸に向かった。
そこで見たものは、人間3人…先客がいたのであった。
観光客2人と地元のおやじ。
簡単に挨拶を交わし一緒に海岸を眺めた。すると遠くのほうにペンギンの姿が!ペアだ〜
じっと海のほうを見つめている。5分ぐらいて急に海に向かって走り出した〜早い!一気に海になだれ込んだ…
今みたペンギンは夕方まで帰ってはこない。切ない。
カメラを連射している私の肩をグイッと回転させるおやじ…何?と思い見るとビックリ!

私達の上の崖にペアのペンギンがいてのである…スゲ〜しばらく動けなかったがカメラのシャッターを切った。
彼らは海を見つめている。少し歩いてはまた海を見つめる。
10分の沈黙の後、突然時が動き出した!
”キーキー”と奇声をあげたと思うと、彼らは海に向かうルートを探し出し浜に下りてきた。
それからは早かった…先頭を歩いてた1羽は歩くのをやめ寝そべってバタバタと浜を泳ぎ出した!
もう1羽も見事な早足で海に向かって駆け出した。
アッという間の出来事…残ったのは彼らの足跡。
その後も遠くでペンギンが海に向かっていく姿を見ることができた。
 
彼らが向かった海は不思議ではあるが、パウア貝のような色に包まれていた。
 
大満足でオマルを後にした。
自然っていいなぁ〜。

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